基本的にマンツーマンで、月2回お稽古します。
三味線は「忍び駒」と呼ばれる消音の道具もありますので、自宅やマンションでもおさらいができます。多くの方が会社などで働きながら稽古をして腕を磨いています。
バチや膝ゴムなどはご用意いただきます(入門時にはこちらでお分けします)が、三味線は教室に稽古三味線があり使っていただけます。
生徒さん向けにレンタルがあります。稽古は洋服で大丈夫です。
文化譜と呼ばれる三味線の楽譜を使います。
講師に合わせ唄ったり弾いたりしながら曲を覚え、理解を深めていきます。
藤本流の端唄・民謡の教本やオリジナルの譜面を用意しており、レパートリーが増えていくでしょう。
おさらい会や演奏会などで発表の場があります。
稽古を重ねていくことで、名取取得から師範とステップアップし、いつかご自身でお弟子さんを持てるようになれるよう指導していきます。
社会人になり、仕事以外に何か始めたいと思っていました。
落語や歌舞伎が好きで、たまたま国立劇場の歌舞伎教室を見た時に三味線の説明があって興味を持ち、 インターネットを通じて入門しました。稽古では何でも知りたがる私の性格や特徴を見抜いてもらったためか、丁寧な説明で、「どうしてこういう形で弾くのか」といつも納得しながら稽古をすることができます。 日が浅くてもしっかり楽しめるように稽古を組み立てており、あたたかい笑顔と穏やかな話で身内として扱っていただいていると大変嬉しく思っています。
もともと別の師匠のところで稽古をつけてもらっていましたが、もっともっと上達したという気持ちで、 藤本流初代家元の直門である師匠のところにお世話になることになりました。これまで漠然としか知らなかったことも、あらためて基礎から教えてもらい、 毎回「目からうろこ」です。秀康師匠の音は力強くなったり「虫の音」のようになったり、本当に多彩で美しいです。 そういう音に触れながらお稽古ができるともっと三味線が好きになります。 三味線のみならず、唄の技術、教える情熱、伝統芸能への深い洞察など、 すべてが備わっている師匠というのはなかなかいらっしゃらないのではないかと思います。私はひそかに「生きる文化財」と呼んでいます。
「端唄協会」の演奏会で秀康師匠の「角力甚句」を聴き、感銘を受け門をたたきました。 どの教材にも載っていない秘伝の緻密なテクニックの数々のみならず、民謡がどう各地で伝わり変化したのか、 初代家元との思い出、花柳界の歴史や経験など、生き証人のように話を聞くだけで、曲への理解が深まります。 花街やお座敷唄が大好きで、レジェンドとも言える師匠に指導を受けることが大変貴重な機会だと日々感じています。 インターネットを通じて恐る恐る問合せましたが、考えていても仕方がない、人生は3万日しかない、まずは行動してみよう、と思い立ってよかったです。