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講師紹介

藤本 秀康

初代家元と端唄教会で演奏する藤本秀康

昭和19年東京芝・三田生まれ。
中学生のころに長唄を岡安喜三照師に手ほどきを受け、昭和34年、藤本流初代家元の藤本琇丈師に入門する。昭和40年に「藤本秀康」の名を受け、内弟子を経て自立、現在に到る。50年以上邦楽演奏家として100数十名を指導し、名取を50数名輩出している。「秀康会」は令和元年に55周年を迎えた。葛西おしゃらく保存会 会長、浦安お洒落保存会 顧問、江戸川区芸能文化協会 会長・理事長、端唄協会 理事、藤本会 常任理事。

また、「葛西おしゃらく」「浦安のお洒落踊り」の無形民俗文化財への指定に貢献し、演奏と踊りの保存活動を行なっている。群馬県草津・伊香保、福岡県博多、長野県湯田中、伊豆長岡、東京八王子などの花柳界で見番(検番)師匠を務め三味線や唄の指導にもあたる。

江戸端唄とは


大正13年に大阪博覧会に出品された
四世杵屋弥七師考案の竹棹

藤本秀康三味線教室は「端唄(はうた)・俗曲」や「民謡」を教えています。
端唄は幕末の頃に江戸市中で流行した三味線を伴う小曲で、明治以降広く宴席や花柳界で広く愛されました。主に細棹や中棹と呼ばれる三味線を使います。

速いテンポで太棹を使う津軽三味線や、歌舞伎の演奏として発展し一曲の長さが20分ほどにもなる長唄などと異なり、 庶民文化として生まれた端唄・俗曲や民謡は一曲3分ほどで、忙しい現代人でも気軽に演奏することができるようなることができます。

端唄や民謡は日本の四季や男女の心の機微、江戸や下町文化、各地の風習や歴史を多く扱っており、 節回しを通じて人々の営みに思いを馳せ、粋で洒脱な日本文化への理解が深まります。 年齢を問わず楽しめる邦楽は一生続けられる趣味となります。

ライフワークとしての
「おしゃらく」

後世に残すべき
大変貴重な民俗芸能「おしゃらく」

「おしゃらく」は東京都と千葉県の利根川、江戸川沿いの農漁村に伝承する娯楽として楽しんだ民俗芸能です。 語源は江戸言葉の「お洒落」で、衣装は色彩豊かな長襦袢にしごきを締め、裾を高く端折り、片袖を脱いで踊ります。踊り念仏が起源で、 近世江戸で関東、東北地方に広まりました。藤本秀康は幼少期、祖母に手を引かれ立ち寄ったお寺で、 お念仏を唱えたあとに年寄りたちが賑やかに太鼓や鉦に合わせて楽しそうに唄い踊っているのを見ていました。
近代化と生活環境の変動にともない、後継者もなく、このまま語り継がれず消滅してしまうという危機感から保存に取り組んできました。

日本各地の民謡に三味線の伴奏をつけ、各地に埋もれる唄を発掘した初代・藤本琇丈師に倣う形で、支援を仰ぎながら、東京都江戸川区葛西と千葉県浦安市の両地区の伝承者を訪ね、保存会を発足。再現・譜面化・録音に収録に努めてきました。後世に残すべき大変貴重な民俗芸能です。なお各保存会の会員は募集しておりますので問い合わせコーナーの記載の藤本秀康までご連絡ください。

日本経済新聞 文化面に掲載

郷土芸能「おしゃらく」、唄と踊り継承おしゃれに。

日本経済新聞の記事はこちらから 

平成26年 
書籍「おしゃらく」を出版

平成26年、全容を記録した書籍「おしゃらく」を出版。
東京都江戸川区葛西と千葉県浦安市を中心に伝わる「おしゃらく」とは、「お洒落」を語源とした江戸の風俗を色濃く残す民俗芸能で、
現在では東京都の無形民俗文化財に指定されているが、一時は暮らしの変化に伴って消滅の危機に窮しています。
この魅力ある芸能を途絶えさせてはいけないと「葛西おしゃらく保存会」を発足させ、現在も同保存会の会長を務める藤本秀康氏自らが
口述によって受け継ぎ伝承してきたこと記した貴重な記録です。演目や歌詞の解説を中心にまとめた「おしゃらく」の軌跡ともいえる一冊。

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平成30年 
藤本秀康協賛のCD・LP
「OSHARAKU」を発売

平成30年、里謡山脈監修、藤本秀康協賛のCD・LP「OSHARAKU」を発売。

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